さて今回は、細胞の働きを阻害する牛乳についてです。
細胞は
自己複製能力といって、必要な物質を摂り入れ不要な物質を排泄し、代謝を行っています。この出し入れをするのに必要なミネラルが
マグネシウムです。血液中にカルシウム濃度が低いと、骨からカルシウムが流出します。逆にカルシウム濃度が高いと、骨が強くなります。
これは、血液中のカルシウムが情報伝達の大切な役割を果たしているために一定に維持されている、カラダの大切な役割のひとつです。
骨祖しょう症は、骨のカルシウムの排泄が促進されることが原因で起こります。このしくみを調整しているのがマグネシウムです。
骨中のマグネシウムが少なくなるとカルシウムの脱灰が促進されやすくなります。昔の日本人やアジア人はカルシウム摂取量が少ないのに骨が強く、逆に摂取量が多いにもかかわらず欧米人に骨祖しょう症が多いのは、牛乳を含む
欧米の食生活はマグネシウム含有量が少なく、カルシウムが排泄されやすいからなのです。
今、牛乳にカルシウムを添加した乳飲料も売られていますが、そんなものを飲んだらもっと骨が弱くなります。カルシウムとマグネシウムは、密接な関係にあるのです。
カルシウム摂取量だけを増やすとマグネシウム排出量が増えてしまうのです。また、人間の体内にはカルシウムやナトリウムを再吸収するホルモンがあります。これは、人間の祖先が海から上がって陸生に移行した進化の過程で、しょっちゅうカルシウムやナトリウムの欠乏があったためです。
しかし、マグネシウムやカリウムというのは野菜類や豆類に多く、これらは陸上にたくさんあるため欠乏することはなくだから再吸収するホルモンは必要ありませんでした。ところが、
ここ50年の間に日本人にはマグネシウムこそが足りなくなってきたというわけです。大切なのはカルシウムよりマグネシウム
マグネシウムはストレスによって失われます。
現代人は生活上のストレスが大きくなっています。その上、
精製加工した穀物を食べるようになったことや食事の洋風化により、マグネシウム不足を招いています。高脂肪、高タンパクな食によってもマグネシウム不足になっています。
さらに、マグネシウムを多く含む野菜類は食物繊維やミネラルもたくさん含んでいます。
人のカラダというのは50種類の栄養素が必要です。戦後になって急速に進んだ洋食文化は、タンパク質や脂肪などの一部の栄養素だけが突出していて、たくさんの栄養素をまかないきれていません。だから骨が弱くなったり、病気になったりするのです。カルシウムだけでは骨はできない。
利用できて初めて、カルシウムが健康に良いといえるのですが
牛乳のカルシウムはカゼインと結合しているために、それを消化できない日本人はカルシウムを利用することはできません。
また、骨は血液のPHを維持するハタラキがあります。骨祖しょう症はそれが原因で起こるのですが、牛乳のタンパク質は酸を生成しその酸を中和するために骨のカルシウムが脱灰されやすくなります。
骨を強くするために飲んでいる牛乳がかえって骨を弱くすることになってしまうのはそのためです。
実際、牛乳摂取が勧められるようになってから日本の骨祖しょう症は3倍に増えているし子供も骨折も増えています。また、牛乳は健康に悪い動物性脂肪を多く含んでいます。
これは飽和脂肪酸といい、ガンや肥満、糖尿病などの大きな原因になっています。つまり、
牛乳は高カルシウム・高脂肪・高タンパク質で、非常にバランスの悪い食品なのです。牛乳を飲むとカラダは大きくなりますが、生命体としての細胞は弱くなってしまいアレルギーや病気の原因になってしまうことを知っておいてください。
次回は牛乳についての最終回です。
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