今回は、さがレトロ館です。
先ず、この施設の概要を、県庁のホームページからご紹介します。
以下引用
佐賀城内のレトロな洋館がスローフードレストラン「さがレトロ館」として誕生
2009年8月5日 佐賀県では、佐賀城内のくつろぎとにぎわいの空間創出のために、明治20年に建てられた洋館を民間のノウハウを生かして活用しようと、昨年出店者を公募しました。その結果、食のノーベル賞といわれるスローフード大賞を、日本人で初めて受賞した武富勝彦さんが代表を務める「さが・夢・維新会」に決定。「さがレトロ館」の名称で、スローフード中心のカフェレストランなどとして活用されることになりました。
-建物の歴史-
○明治20年 警察部庁舎として現在の県庁本館付近に建築
○昭和11年に警察本部の建て替えに伴い現在地へ移設
○その後佐賀県蚕糸取締所、佐賀地方経済調査庁、視聴覚ライブラリーなどとして活用
○平成21年「さがレトロ館」として活用開始!
引用終わり
今回は多少から口になりますが関係者の方は、ご覧になってもどうか気をを悪くせず改善策を考えてくださいね。
さすがに、県が進める事業の一端だけあり、古い建物ですがバリアフリー化がなされていました。
しかしこれがなんとも中途半端な部分があるのです。先ずハードの面から見ると2箇所の出入り口があり、両側ともスロープはつけてありました。しかし、スロープを上がって建物内に入るためのドアは押し開きのドアで、半身麻痺の私でもかなり重かった。80過ぎの母親もよいしょとちからをこめてあけていました。果たした車椅子ユーザーはどうなんだろうと感じました。

結構ばねの力と木の重さがあり車椅子がドアを抜けてしまうまでは誰かの補助がなければ無理だと思います。

今回トイレには入らなかったのですが、マークからして県の基準にもづいて作ってありそうだったので一応大丈夫だと思います。入らなかったのは、男子用女子用と入り口が別でそれぞれに中が見えないドアがついています。身障者用トイレは、女子用のドアを開けてその中に設置してあります。これって男子としてはやっぱり入りにくいですよね。おまけにカメラまで持っているので・・・。
レストランは2階になりますがお休み中でチェーンがしてあったのでいけませんでした。
もちろん階段しかなく結構急な階段なので誰かにおんぶしてもらうしかないでしょう。
後はソフト面ですが、せっかくスロープが設置してあるのにスロープの下や上にいろいろとおいてあるのです


上の段は正面のスロープですが、出店のたて看板があって幅は取ってあるのですが圧迫感があります。
左の写真上り詰めて右側が入り口ですがドアの右手に大きな植木が置いてあり、出っ張った枝が車椅子の高さになり顔をこするか大きく左に体をよけないと通れません。
下の段は横側の出口ですが、スロープを折りきったところにベンチが置いてあります。
ハードが出来ててもソフトができていないと、意味をなさないといういい例だと思います。
しかしくろまいケーキと嬉野紅茶とてもおいしかったですよ。